PICK UP ACTRESS 山本舞香

PICK UP ACTRESS 山本舞香

PHOTO=草刈雅之 INTERVIEW=斉藤貴志

 
 

「漫画みたいにいかない。」でダメ女の役
初のコメディで素で笑っているシーンも

 
 

――Huluで10月31日から配信される「漫画みたいにいかない。」は、舞香さん初のコメディになるんでしたっけ?

「ガッツリやるのは初めてです。リハを1日やって2話分を1日で撮って、台詞の量がもうハンパじゃないんです。本当にしんどくて! しかも、ご一緒した東京03さんは台詞の入りが良すぎで、私が最初慣れてない頃は話もできませんでした。でも、みんなで助け合いながら、回を重ねるごとに楽しくなってきました」。

――今までのドラマや映画とは違う感覚も?

「全然違いましたね。長回しで途中で止まらないから、台詞の確認ができなくて、全部勢いでやってました。芝居というより、ただふざけていた感じ(笑)? 特に後半、みんなと仲良くなってからは、アドリブを結構入れたりして、だいぶふざけてます。そんな感じで1ヵ月で10話撮ったから濃厚すぎて、最後は寂しくなりました」。

――舞香さんが演じる高橋るみは売れない漫画家の一人娘。「とことんダメ女」とコメントしてました。

「男にだらしがないんです。朝帰りしたり、『結婚する』と言い出したら相手に他の女がいたり……。いつもお父さんに怒られてます」。


――予告映像に電話で「行きたいけどお金がない」と言ってるシーンがありました。

「あれは、『ホストクラブに行きたいけど……』というホストとの会話ですね。そのホストにも騙されるんです」。

――お父さん役が角田晃広さんで。

「最初は『うーん……』って感じでした(笑)。それもだんだん仲良くなると、本当にお父さんみたいになってきたし、(編集者役の)豊本(明長)さんはおじちゃんって感じで(笑)、みんな家族みたいでした」。


――豊本さんに平手打ちするシーンもあって。

「女の人にだらしないということで、ビンタしました。本当はメガネをふっ飛ばす予定だったんです。実際にメガネは飛んだんですけど、そのときの豊本さんの表情が使えなかったみたいで、もう一度撮り直して、また思い切り引っ叩きました(笑)」。

――やっぱり楽しい撮影だったんですね。

「笑いたいのに笑ったらダメなところもありましたけど、素で笑っちゃってるところも普通にあります。みんなでダンスをするシーンで、飯塚(悟志)さんのダンスがヘタすぎて(笑)。チョー失礼なんですけど、一生懸命やられているのにヘタなのがめちゃくちゃ面白くて、笑っちゃいました」。


 
 

思ったことを口に出すのは
自分と似ていて助かりました

 
 

――終わってみたら、自分がコメディに向いてる感じはしませんでした?

「いや、向いてはいないと思います。だって、人を笑わせられませんから。東京03さんは芸人さんで、山下(健二郎)さんは関西の方ですけど、私は普通の人間(笑)。笑いに関して何も持っていません。でも、すごく勉強になりました」。

――自分の新しい一面は出せたと?

「そうですね。このるみの役だったから、できたのかもしれません。思ったことを口に出したりするのは自分と似ていたし、そこはやりやすくて助かりました。でも、男にだらしないのはやっぱりダメだなと(笑)」。


――劇中のメイクは自分でやっていたとか。

「衣裳が独特だったから、それに合わせようと思って自分で考えました。たとえば衣裳が赤だったら、アイシャドウも赤をポイントとして足したり……。髪形もいろいろ変えました。そういうのも楽しかったです」。

――12月公開の映画「未成年だけどコドモじゃない」では平祐奈さんが演じるヒロインの恋のライバルを演じています。

「あれもコメディで、英(勉)監督が自分で笑っちゃう人だから(笑)。『今の笑い声、絶対に音声に入ったでしょう? ここはアフレコになるでしょう?』みたいな感じでした。私もつられて笑いそうになって、緊張感が強すぎない良い現場でしたね。私は2日間しかいなくて、打ち上げのときにメイキングを観たら、みんなめちゃくちゃ楽しそうで、『私もガッツリやりたかった』と思いました」。

――ライバル役は舞香さんに合うのでは?

「それより、祐奈が役にすごく合ってました。めちゃくちゃかわいいし、祐奈の笑顔でみんなが笑顔になっているのが伝わりました」。


――このインタビューをアップする頃は、舞香さんは20歳になってます。何か変わりそうですか?

「特に全然(笑)。何かあるかな?」。

――大人になったらやりたいことはないですか?

「何がしたいんだろう? でも、旅行はしたい! 19歳でもできたんだろうけど、やっぱり20歳になると、行ける場所もいろいろ広がるじゃないですか。その分、自己管理はしっかりしないといけないけど、時間ができたら行きたいですね」。

――これからイベントごとの多い季節になりますが……。

「ハロウィンとかやりたかったんですけど、何をするんですか? 仮装して、それから何を?」。

――そう言われると……。

「みんなで写真を撮り合う、みたいな感じですよね? 知らない人と。私はそういうの、苦手なので。人が多いところも嫌いだし。クリスマスもたぶん『みんなでごはん食べよう』で終わります(笑)」。


 
 


 
 

山本舞香(やまもと・まいか)

生年月日:1997年10月13日(20歳)
出身地:鳥取県
血液型:B型
 
【CHECK IT】
「鳥取美少女図鑑」に掲載された写真からスカウトされ、2011年に三井不動産リアルティ 「三井のリハウス」CMに14代目リハウスガールとして出演。同年7月にドラマ「それでも、生きてゆく」(フジテレビ系)で女優デビュー。これまでの主な出演作はドラマ「南くんの恋人~my little lover~」(フジテレビ系)、「SR サイタマノラッパー~マイクの細道~」(テレビ東京ほか)、映画「暗殺教室」、「桜ノ雨」、「ひるなかの流星」ほか。「王様のブランチ」(TBS/土曜9:30~)に出演中。12月23日(土)公開の映画「未成年だけどコドモじゃない」に出演。「漫画みたいにいかない。」(Hulu)は10月31日(火)より配信開始。11月4日(土)からは毎週土曜更新。来春に舞台化。

詳しい情報は公式HP
 
 

「漫画みたいにいかない。」

詳しい情報は公式HP
 

 
 

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