FRESH ACTRESS 長谷川ニイナ

FRESH ACTRESS 長谷川ニイナ

PHOTO=名児耶洋 INTERVIEW=斉藤貴志

大人びた美貌が光るハーフの16歳
「めざましテレビ」イマドキガールに

――お父さんがカナダ人で、3月にナイアガラ旅行もしてきたそうで。

「12年ぶりにおじいちゃん、おばあちゃんに会いに行きました。ナイアガラの滝から車で20分ぐらいのところで、家の周りにも観光地があって。10日間いたんですけど、全然飽きなかったです。空気もおいしくて、景色が本当にきれいで」。

――いいところですよね、カナダ。ニイナさんが住んでいたのは、いつですか?

「3歳から4歳の半年で、記憶はないです」。

――家庭での会話は英語?

「お父さんは英語で話して、それを私が日本語で返しちゃいます。だから私、英語のリスニングはできるんですけど、話すとなると全然使っていません。お母さんと私は日本語で会話して、お父さんとお母さんは英語。家で英語と日本語が両方飛び交ってます」。


――じゃあ、ニイナさんはバイリンガルの手前ぐらいな?

「そうなんです。カナダに行ったときも、おじいちゃんとおばあちゃんは英語しか話せないから、会話に苦戦しちゃって。実用的な英語は学校で習う英語と全然違うので、そっちをできるようになりたいと思いました。旅行の後からは、なるべく家でも英語を使うようにしています」。

――家でのごはんは洋式ですか?

「お米の日は少ないです。私もパンのほうが好きで、お米なしでも全然生きていけます。そこは日本人っぽくないかもしれません。でも、普段はずっと日本で生活しているので、日本人の感覚とズレてるところはないと思います。豚汁やちくわの磯辺揚げは好きだし(笑)」。

――国内でもいろいろ引っ越してきたんですよね。

「親が転勤族だったので。私は生まれが宮崎で、そこから福岡のおばあちゃんちに移り住んで、カナダに半年行ってから、おばあちゃんちに戻って、久留米に行って、福岡市内に行って、中1から東京に来ました。6回移ってます」。

――小学生の頃にそれだけ転校すると、性格に影響した部分もありました?

「私、すごい人見知りで……」。

――全然そう見えませんが(笑)。

「『エーッ!?』と言われますけど、本当に今でも人見知りを直したいと思っているんです。小さい頃は半年間友だちができないまま、学校生活を送ったりしました。自分から積極的に話せないうえに、転勤族であちこち行くから浮いてしまって。自分で勝手に壁を作ってしまうんですよね。最初クラスを客観的に見てから入る、みたいな。サッと行けないところがあって。良く言えば用心深いんですけど」。

――でも、こんなにきれいな転校生が来たら、クラスの男子は色めきそう。

「そういうのは全然なかったですね。学校ではワーキャーしてるというより、そういうのを見ている感じですかね」。

――プロフィールの特技には“世界のことをよく知っている”とありますが。

「小さい頃から世界地図を見るのが大好きで、4・5冊持っていたりしました。世界一周をしたいとずーっと思っているんですよね。『世界ふしぎ発見!』とかを観るのも大好きで、そういう本も買い漁ってます。世界遺産検定を取りたいと思っていて。歴史とか知っていると、実際に行ったとき、いろいろなことを考えられるから」。


――特に行きたい国というと?

「イタリアです。世界遺産が一番多いと聞くので。ナイアガラに行ったときも本当に大きくて、自分のいる世界が小さいんだなと思えました。そういう意味で、自然を見るのも好きです」。

――4月から「めざましテレビ」に新イマドキガールとして出演していますが、ニイナさんは“イマドキ”ですか?

「どうだろう? ファッションは大好きなので、敏感なのかなと思います。今日は流行りのレースアップシューズを履いてきました。雑誌とかで見ていて欲しいなと思って、カナダで買ったんです。私、足のサイズが26あるので、日本だと合うのが見つからないから、カナダで『これは買いだ!』と思いました」。

――好きな服の傾向もありますか?

「ファストファッションだとForever21やH&Mによく行きます。プチプラで買えるので。あと、SLYとかriendaとか、いろいろ好きです。エッジが効いた服も雑誌でよく見ています」。

――カワイイ系よりカッコイイ系?

「そういうのも最近挑戦したいと思ってます。普段はピンク系のリップですけど、カナダに行ったとき、ちょっとダークなリップが自分の肌に合うかなと思って、おばあちゃんに誕生日プレゼントとして買ってもらいました」。

――イマドキガールはオーディションで決まったんですか?

「そうです。お菓子を食べてレポートしたり、決まっている台詞を言ったり、質疑応答がありました。最終審査でスナック菓子の食レポをしたとき、『抹茶の風味が』とか言いながら噛んでしまって『てててて』みたいになって。『これはダメかな?』とちょっとヘコんで帰ったら、午前中にオーディションが終わって3時間後にはもう、マネージャーさんから電話があって結果が来ました」。

――合格だったわけですね。自分から何かアピールしたことも?

「『体が柔らかいです』と、前屈して両手を床に付けました。趣味で“ダンス”と書いていたから、『得意なんですか?』と聞かれて。実は小3のときにヒップホップを1年間やっていたぐらいなんですけど、柔らかくはあって……ということで」。

――運動も得意そうですね。

「いや、全然。50m走が9秒ぐらいです。見た目で友だちに『めっちゃ速そう』と言われて、いざ走ると『あれ?』となるパターン(笑)。体育の成績が頑張っても良くならなくて、真剣に悩んだこともあります」。

――レポーター系の仕事もやりたかったんですか?

「中1から中2の2年間、『大!天才てれびくん』という子ども番組に出ていて、中継に行ったりレポートをけっこうやって、そういうのは好きでしたね」。


――「イマドキ」での最初のレポートはレアなディズニーグッズでした。

「エクササイズで踊ったりもしました。撮影は朝9時に集合して、終わったのは夜7時ごろ。本当にいろいろなことをやって、これが4分になるんだなと(笑)。『めざましテレビ』は朝に観てから学校に行く感覚だったので、自分が出ているのが信じられなかったです」。

悪役をやるときは自分のなかの
“ワル”を探してみました(笑)

――今後やってみたいレポートはありますか?

「デザートとかの食レポをやりたいです。食べるの大好きなので。完全に甘党なんですよね。たぶん、お父さんの遺伝で」。

――カナダ人だと、メープルシロップが食卓に出てきたり?

「出てきますね。うちのお父さん、ソーセージにもシロップをかけるんです(笑)。だから、家族みんな甘党になって」。

――太ったりはしませんか?

「食べすぎて体重を測ると『あーっ!!』となります(笑)。甘いものを『食べていいよ』と言われたらガーッと食べちゃうので、その分、普段は野菜を食べたり、時々運動したり、自己管理をしないと。このお仕事を始めて、だいぶそういう部分に気をつけるようになりました」。

――カロリー計算までしていたり?

「食品を買うときは後ろのラベルでカロリーチェックしたり、何が入っているとか、見るようになりました。最近はフルーツとか野菜とか生のものを食べたくて。お店で買うものって、やっぱり着色料とかいろいろ入っているので、自分で野菜とかを家で料理して食べるようにしています」。

――ニイナさんは16歳になったばかりですが、もっと上に見られますよね?

「最近よくそう言われます。自分では意外で、むしろ中学生の頃は16歳はもっと内面的に大人っぽいと思っていたのに、追いつけていない気がします」。


――16歳にどんなイメージがあったんですか?

「JKだし、もっと青春していて、話すことや思うことももっと大人だと思ってました。私の高校は私服ですけど、制服でディズニーに行ったりするのかと思ったら、放課後はすぐ家に帰ってゴロゴロして、『お腹すいた~』とか言って(笑)。中学の頃とそんなに変わりません」。

――原宿とか行けばいいんじゃないですか?

「友だちと出掛けないことはないですけど、もっと放課後にキャッキャ遊んでる感じかと思っていたら、そうでもなかった。たぶんキラキラしている子はしてますけど、私はそっち側に入れなかったというか」。

――プロフィールの趣味には“読書”もありますが、大人っぽいのを読むようになったりは?

「最近は本より映画が好きです。邦画が多くて、恋愛ものをよく観ますね。『アオハライド』とか『ストロボ・エッジ』とか『好きっていいなよ。』とか、そういうのを。でもジャンルを問わず、いろいろ観たくて。この前観た『家族はつらいよ』はすごく面白かったです」。

――へーっ。女子高生ターゲットの映画ではないと思いますが。

「同世代で観ている子は少なくて、言っても『エッ?』となることが多いんですけど、本当に面白くて。今一番おすすめしたい映画です。家族愛も感じられて、コメディ要素もあって。映画で“泣けて笑えて”とはこういうことかと実感しました。喜怒哀楽が全部詰まって、最初から最後までフルで観て飽きませんでした」。

――ニイナさん自身も女優業への意欲は高いですか?

「いろいろな役をやりたいです。だから映画もたくさん観たいと思っていて」。


――ハーフ、長身、大人っぽい……というところは武器になりそう?

「以前出演させていただいた『あすなろ三三七拍子』では中学生だったのに21歳の女子大生役だったり、自分が思っている以上に大人っぽく見られることが多くて。そういう意味で、等身大の高校生以外に大学生やOLさんの役も来るなら、できるようになりたいと思います。もちろん、高校生役もやりたいですけど」。

――学園ものだとニイナさんのような美人タイプは、笑わないといじめ役がハマることもありますよね。

「そういう役が合うと言われたことはあります。悪役もとことんやりたいです。菜々緒さんの『ファーストクラス』での怖さが、すごく印象に残っていて。クールビューティーで、なおかつ悪女という。それぐらいインパクトを出せたら」。

――ニイナさんが実際に意地悪なわけではないですよね(笑)?

「どうですかね(笑)? 『表参道高校合唱部!』のときは自分のなかのワルみたいなものをいっぱい考えてやりました」。

――ニイナさんのなかにどんなワルが?

「弟に容赦なく『このテレビを観させて』と言ったり(笑)。たまにケンカすると『私が姉なんだから』という態度になったりはしますね。あと、冷蔵庫にある弟のアイスクリームとか、勝手にバクバク食べたり(笑)」。


――なかなかのワルで(笑)。最初に出たように英語も磨いて、ハリウッドを目指したりも?

「邦画のほうが直接勉強になるのでよく観るんですけど、ストーリー性のある海外の映画も好きです。アン・ハサウェイさんがすごく好きで、『マイ・インターン』も観ました。ドラマ的要素がある作品はいいなと思います。世界遺産にも行きたいから、やっぱり英語は勉強しておきたいですね」。

 


 
 

長谷川ニイナ(はせがわ・にいな)

生年月日:2000年3月31日(16歳)
出身地:福岡県
血液型:O型

  

【CHECK IT】
2008年に研音のオーディションに合格。これまでに「笑顔がごちそう ウチゴハン」(テレビ朝日系)、「大!天才てれびくん」(NHK Eテレ)などのバラエティ、「あすなろ三三七拍子」(フジテレビ系)、「表参道高校合唱部!」(TBS系)などのドラマに出演。「めざましテレビ」(フジテレビ系)内の「イマドキ」(月~金曜/6:47ごろ~)にイマドキガールとして出演中。
 

詳しい情報は公式HPへ

 
 

直筆サイン入り自撮りチェキ応募はコチラ⇒